【全身麻痺】ナメクジを食べたらヤバイことになる【閲覧注意】
引用:(https://www.flickr.com/photos/aeschylus18917/4847703373)
みなさんは、「ナメクジを食ってみよう」と思ったことはありますか?
僕はないです。
もしあなたが「ナメクジ食ってみようかな〜」と思っているならやめておいたほうが良いかもしれません...
これからご紹介するのは今年の3月のニュースなのですけれども、ある青年がナメクジを食べた結果、全身麻痺なってしまったという恐ろしいニュースです。
目次
ナメクジを食った青年が全身麻痺で車イス生活に
今から遡ること2010年、オーストラリアに暮らすラグビー選手だったサム・バラードさんは19歳のときにチャレンジしたことがきっかけで、人生が大きく変わってしまいました。
サムさんは同じラグビー選手仲間たちにナメクジで赤ワインを飲めと周りに煽られ、何にでも挑戦してしまう性格のサムさんは、後のことなんて考えずにナメクジを飲み込んだのです。
しかし数日経った後、サムさんの身体に異変が...
サムさんは足の激痛を訴え、シドニーのロイヤル・ノース・ショア病院に緊急搬送されました。
原因は「広東住血線虫症」に感染していたことがわかりました。
サムさんはこの寄生虫に侵され好酸球性髄膜炎症を発症してしまい、その後420日間昏睡状態に陥り、生死をさまよいました。
しかし最終的には四肢麻痺となり、車イスでの生活を余儀無くされました。
「広東住血線虫症」とは?
引用:(https://www.popsci.com/rat-lungworm-hawaii-prevention)
この「広東住血線虫」という寄生虫は、通常ネズミなどのげっ歯類に寄生します。
ところがこの寄生虫に感染したネズミの排泄物をなんらかの形でナメクジやカタツムリにも寄生してしまうのです。
そして「広東住血線虫」に寄生されたナメクジやカタツムリが這った野菜などを口にすることで、人間の体内に入り込んでしまうのです。
何より恐ろしいのが感染してしまった場合。
人の中枢神経に侵入することで引き起こされる「広東住血線虫症」は
「肉芽腫形成」
などの恐ろしい病気の原因となります。
特に髄膜炎は全身が麻痺したりとても恐ろしい病気です。
日本にも生息しているの?
この「広東住血線虫」日本にも生息しているのでしょうか?
今から18年前の2000年に沖縄の嘉手納基地内に住む当時7歳の女の子が、広東住血線虫に寄生され髄膜炎を引き起こし死亡したという事例がありました。
しかし死亡例はこの事例が初めてだそうで、現在では死亡したという報告は無いそうです。
日本に住んでいる以上はそこまで脅威になることはないみたいですね。
しかし、この寄生虫は日本だけでなく中国やインドネシアやタイなどの東南アジアにも生息しているので、そういった国に旅行に行く際には気をつけたほうが良いかもしれません。
まとめ
寄生虫怖いですよね。。。
日本では大丈夫そうですが、旅行好きの方は気をつけたほうが良いかもしれません。